開脚というと、180度ベターッとバレーリーナのように開いているのをイメージするのではないでしょうか。なんとなく憧れたりもしますが、実はそんなに開かなくても開脚のメリットは得られます。
開脚で真っ先にほぐす部分が股関節。座り仕事が多かったり、普段あまり動かない人は、どうしても股関節が硬くなってしまいます。股関節が硬いと上半身と下半身のエネルギーの循環が滞りやすくなり、下半身にエネルギーが届きにくくなるといいます。股関節がやわらかくなると、血液やリンパの流れがスムーズになり、代謝もアップ。脚もむくみにくくなります。
イルチブレインヨガの「ひき臼まわし」は、開脚した状態で上半身を円を描くように回していくストレッチです。上体を倒していくことでインナーマッスルも鍛えられます。股関節は背骨の一番下にあたる部分。ここが硬くなると、腰が丸まって猫背になり老け見えの原因に。股関節の柔軟化と体幹強化により、姿勢がよくなって若々しく見えます。
夜寝る前にストレッチをすると、翌日の体が違うと言われます。ひき臼まわしで、ふくらはぎ、太もも、股関節、腰、脇、肩、腕を感じながら、呼吸とともにゆっくり伸ばしてみましょう。
足を広げるのは、自分のできる範囲で大丈夫です。ムリに広げすぎないように注意しましょう。ひき臼まわしでは、上体を倒して回していくことにより体の重みでほぐれていきます。毎日、少しずつ股関節をほぐして、健康寿命をのばしましょう。