デスクワークで長時間座っていたり、運動不足が続いたりしていると、股関節が硬くなりがちです。
股関節が硬いと、体全体にさまざまなデメリットがあると言われます。まず、股関節の上にある骨盤がゆがみやすくなります。骨盤がゆがむと、腸などの内臓が圧迫され、代謝の低下を招きます。
また、股関節は胴体と足をつないでいます。股関節の周辺がコチコチになっていると、心臓から送られてくる血液が下半身までスムーズに行き届きにくくなります。
イルチブレインヨガの「片足開脚ストレッチ」は、脚から骨盤のラインをほぐすことができる柔軟体操です。かかと、ふくらはぎ、太もも、股関節を一体的に伸ばします。股関節から足先がほぐれると、新鮮な血液がつま先まで送られやすくなります。
また、上半身の側面もたいへんよく伸びます。わき腹が刺激されるため、ウエストのくびれを望む人も、定期的にこの体操をやるといいでしょう。
イルチブレインヨガの「片足開脚ストレッチ」
①右足を伸ばし、左ひざを曲げる。両手を胸の前で合わせる。
②息を吸いながら両手を合わせたまま、頭上へ伸ばす。
③息を止め、上体を右に倒し、できれば両手で右足をつかむ。
④息を吐きながら①に戻る。反対側も同様に行う。
上体が前に倒れやすくなるので、注意しましょう。なるべく胸は前を向いたままの状態でキープします。