スタイルが良く見えるための一番のポイントはヒップだとも言われます。高い位置に滑らかなヒップがあると、下半身が全体的にスラリとした印象になるからです。それだけでなく、上半身も引き締まった印象になり、全身のバランスが良くなります。とりわけ肌の露出が多くなる夏は、パンツスタイルでもタイトスカートでも、ヒップが印象を大きく左右するといえます。
しかし、食べる量を減らしているのに、ヒップのぜい肉がとれない、とお悩みの方はたいへん多いです。その原因は、お尻の筋肉が十分に働いていないからかも知れません。
お尻にある筋肉群のうち「大殿筋」は体の中で最も大きな筋肉の一つです。大殿筋は、「立つ」「歩く」といった行動の際に重要な働きをしますが、この筋肉を活性化させ、柔軟にすることで下半身の血流を良くして、代謝をアップさせることができます。
大殿筋を活性化させるためには、股関節がスムーズに、かつ大きく動かせていることがポイントになります。股関節の屈伸が十分にできないと、お尻まわりの血流が悪くなり、老廃物がたまりやすくなります。
イルチブレインヨガの「足を後ろに蹴り上げる」は、自宅や職場でもスキマ時間に簡単にできる体操です。毎日こまめに実施することで理想のスタイルに近づきましょう。
イルチブレインヨガの「足を後ろに蹴り上げる」
①イスの後ろに立ち、イスの背もたれをつかむ
②右足を後ろに10回蹴り上げる
③左足も同様に行う