「今・ここ・わたし」に集中し、体と心と脳をリラックス~イルチブレインヨガ

現在の日本社会は少子高齢社会を迎え、経済は高度成長を望めません。企業は生き残りを懸けて激しい競争下にあり、ビジネスパーソンのみなさんは懸命に成績を競い合うという環境に置かれています。また子どもたちも家庭の所得格差が広がる中で、相変わらず厳しい進学競争の中にいます。

 

スローライフ、スローフードなどゆったりした生活リズムが語られながらも、さまざまな競争にさらされ、精神的ストレスを抱えやすくなっているのも事実。こんな社会環境でストレスをうまく処理するにはどうしたらいいのか。多くの人にとって課題になっていることでしょう。

 

ストレスを抱えると、血流が滞りやすくなると言われます。イライラしたり、気持ちが焦ったりしているときも同様です。心がネガティブだと、自律神経が交感神経の優位な緊張状態になりがちだからです。知らず知らずのうちに呼吸が浅くなって、心拍数が増えてしまうのです。

 

逆にいえば、気持ちを穏やかにすれば、血流はスムーズになるということ。そのために役立つのが、深呼吸です。深くゆっくり呼吸すると気持ちが落ち着き、血流も滑らかに。さらに、横隔膜が大きく動くので、腹部が刺激されて、血管の流れが良くなるといいます。「たかが呼吸で?」と思うかも知れませんが、昔から呼吸は人間の健康法の基本中の基本でした。科学や医学が進歩した今も、ますます注目を集めています。

 

イルチブレインヨガでは、簡単な体操で体をゆるめ、呼吸法と瞑想で心と脳をゆるめていきます。体・心・脳は連動しています。呼吸やブレイン体操で体が目覚めると、心も脳もポジティブな方向へと動き出します。