ウエストを引き締めたいときは、わき腹にある「腹斜筋」を鍛えるのがおすすめです。腹斜筋は、お腹の真ん中を縦に走る「腹直筋」に対して斜めについている筋肉です。表側にある「外腹斜筋」と、内側にある「内腹斜筋」で構成されています。
外腹斜筋は主に体をひねるときに使われます。一方、内腹斜筋は体を横に曲げるときなどの回転運動の際に、外腹斜筋と連動して働きます。
内腹斜筋には、内臓を支え、正しい位置に保つという役目もあります。内腹斜筋を強化することは、内臓が下に垂れるのを防ぐのに役立ちます。このため、下腹がすっきりするのも期待できます。
内腹斜筋はお腹の「くびれ」とも深く関係しています。ウエストまわりを引き締めたいときは、重点的に鍛えるといいでしょう。
イルチブレインヨガの「足を上げて左右にひねる」は、お腹の斜めのラインを鍛えるエクササイズです。わき腹がたるんでいるのが気になるという方は、ぜひチャレンジしてみてください。定期的に行うことで、より引き締まったお腹になります。
<イルチブレインヨガの「足を上げて左右にひねる」>
① 仰向けになり、腕を肩の高さで横に広げる。足をそろえて伸ばし、上にまっすぐ90度に上げる。
② 息を吸いながら両足を右側に倒し、床につける。視線は左手を見る。2~3秒そのままで止める。
③ 息を吐きながら①に戻る。
④ 右側を見ながら、ゆっくりと足を左側に倒す。5回繰り返す。
※腰に刺激が入りやすいので、腰や背中に何らかの問題がある場合は、行わないでください。