お腹やせにはインナーマッスルを鍛えよう~イルチブレインヨガのエビ丹田たたき

「ほかの部分が痩せても、お腹だけが何故か痩せない!」。そうお悩みの女性は多いでしょう。ボッコリお腹を解消し、くびれのあるウエストをつくるうえでぜひ注目したいのが、お腹の内側の筋肉、すなわち、インナーマッスル(深層筋)です。筋肉は体の内側から何層にも重なってできていて、いちばん深い部分にあるのが、このインナーマッスルです。

 

インナーマッスルは、外からは見えづらい分、ふだんあまり意識することはありませんが、ダイエットをするうえでたいへん重要です。インナーマッスルが衰えていると、姿勢が崩れがちになり、筋力のバランスも悪くなります。その結果、脂肪の燃焼に偏りができて、お腹がぽっこり出たり、脇腹に脂肪がついたりしてしまうのです。

 

ウエスト周りのインナーマッスルを鍛えるのに最適なのが、エビ丹田たたきです。丹田(たんでん)の「丹」とはエネルギーのことで、「田」はつくるところ。つまり、丹田とは、気エネルギーの発生源です。へその下に位置し、東洋医学では、人間の体の中心と考えられています。

 

体力づくりもダイエットも、一時的な効果だけで終わってしまっては意味がありません。体力をつけて、美しくやせるには、筋肉の量を増やすのが一番。イルチブレインヨガのブレイン体操は、適度な筋肉をつけるのにぴったりのエクササイズです。

 

このエクササイズを定期的に行うと、体のコア(中心)周辺のインナーマッスルが鍛えられ、お腹まわりもすっきり。丹田に気エネルギーを集中させながら、ゆっくりと筋肉を刺激して、健康的で代謝効率の良いカラダを手に入れましょう。

 

 

エビ丹田たたき
① 足を伸ばして座り、両手を丹田の上に置く。
② お腹に力を入れて、両足を床から10センチくらい上げる。
③ 足を上げたまま、背中を30度くらい後ろにずらす。
④ 視線はつま先におき、足をそろえて姿勢をキープしたまま、両手はこぶしを握り、丹田をたたく。

 

ポイント:頭を後ろに反らすと、丹田のエネルギーが散ってしまうので、あごを軽く引きましょう。