私たち現代人は、体の側面を伸ばす機会が少ないです。
ストレッチをするときも、
前屈や後屈が中心になりがちで、「体側」が忘れられやすいです。
体側を伸ばすと、骨盤を整えることができます。
ふだんの行動やしぐさの癖の影響で、
私たちの骨盤は左右いずれかに傾きがちですが、
体側を伸ばせば、骨盤に良い影響を与えることができます。
体側のストレッチをする際にポイントになるのは、
「曲げる」というだけでなく、
「伸ばす」という意識を持つことです。
伸ばしているほうの側面を体の上下でぐっと引っ張り合って、
ストレスで縮んでいた筋肉や関節を解き放ってあげるのです。
イルチブレインヨガの「金魚運動」では、
体を左右に「く」の字に曲げます。
手の指先からつま先まで全身の側面を交互に伸ばします。
勢いにまかせて体を揺らすのでなく、
縮めるほうのお腹の筋肉を上手に使ってぐいっと曲げます。
体が横に倒れがちになるので、なるべく上を向いたまま行います。
肩が上がりやすくなるので、肩甲骨を引きます。
水の中をスラスラと泳ぐ人魚になったようなイメージで、
体を柔らかくウェーブさせましょう。
個人差がありますが、
人によっては数日から1か月ほどで横腹が引き締まり、
きれいな「くびれ」ができるがことがあります。