ストレスがたまったとき、どうしていますか?
誰にもイヤなことはあるもの。
ストレスとうまくつきあいたいと思っている人は多いでしょう。
ストレス対処法のあれこれについて、解説してみます。
■王道は「運動」
ストレス対処の王道といえば、運動です。
なんといっても「スッキリ」感が得られます。
汗を流せば気分転換でき、「明日もがんばろう」と思えるようになります。
ただ、苦手な種目だと長続きしません。
運動もやはり、楽しんですることが一番。
好きなことを、できる範囲で楽しみながらするのがいいでしょう。
散歩でもOK。
通い慣れた道でもゆっくりと歩くだけで季節や自然を感じられ、頭のモヤモヤも忘れられるはずです。
■スポーツ
特定のスポーツに熱中するのも、ストレスケアにつながります。
スポーツをしているときはゲームや練習に集中し、仕事や人間関係のことも忘れることができます。
とくに子どもにとってスポーツは健康的なストレス対処法になります。
昔に比べると最近は、スポーツ嫌いだったり、運動をしない子が多いです。
これは学校体育で画一的な指導をしすぎるのが原因だといわれます。
スポーツを通じて得た友人とは一生の付き合いができます。
小さいころから体を動かす楽しさを教えたいですね。
ただ、スポーツに熱中しすぎて、体を壊してはいけません。
休養も練習のうち。
勇気を持って休むことがケガの防止につながります。
子どもたちが休養を取りたいと言えるような雰囲気をつくることも大事です。
■おしゃべり
おしゃべりも、ストレスケアに役立ちます。
愚痴も悩みも、話せる人がいることでかなり救われます。
直接悩みについて話さなくても、友人や家族と関係のない雑談をしているうちに、いつの間にか頭のモヤモヤが晴れている、ということもあります。
定期的に集まって友だちとおしゃべりをするという人もいます。
■読書
ストレス対策として意外と人気があるのが読書です。
良い本に接すると、世界が開けてストレスがちっぽけに感じられます。
その結果、細かいことが気にならなくなることがあります。
物語に入り込むほど、嫌なことも忘れてしまいます。
ミステリー、歴史などの小説、マンガなど、ご自分が好きなジャンルが一番でしょう。
映画も同様に、ストレス対処につながります。
感動、笑い、非日常を味わえるのが映画の魅力。
そのときの気分によって見たい作品を選んで気分転換しましょう。
■おいしいものを食べる
もうひとつ、日常でできる簡単なストレス対処法は「おいしいものを食べる」です。
食は老若男女共通の楽しみ。
行きつけのお店で季節の食材を使った料理を楽しみ、食の世界に浸る。
別世界に身を置くことで気分が楽になります。
ただ、ヤケ食いには気をつけましょう。
お酒の飲み過ぎも、体調悪化につながりかねません。
■よく寝る
「よく寝る」ことも、ストレスケアに役立ちます。
寝れば心が安定してくる、という人も多いです。
そもそも現代人は睡眠不足のことが多いといわれています。
寝て頭と体の疲れをとると気持ちも切り替えられるでしょう。
■夏なら温泉もおすすめ
ストレス対処法として、温泉もおすすめです。
夏場の温泉は、「暑い」と敬遠されがちです。
でも、蒸し暑く、人をイライラさせるプラスイオンの空気が多い都市部から、心身を鎮めるマイナスイオンが多い温泉地へ旅行するのは、気分転換になります。
温泉地の自然の中を歩けば運動不足解消にもなります。
その土地のおいしい名産物を前にすれば、暑さで弱っていた食欲も出てきます。
何より、温泉浴そのものが、冷房で冷えきった筋肉をほぐすのに役立ちます。
蒸し蒸しした気候で積み重なった不快感も軽くなるでしょう。
夏の温泉は、海抜数百メートルの木で覆われた場所や高原、つまり涼しく、森林浴と温泉浴が一緒にできるところが、とくにおすすめです。
夏は38度くらいのぬるい温泉もいいでしょう。
ぬるければゆっくり入浴できるので、温泉成分のメリットも享受しやすいのではないでしょうか。
緊張した心身が休まり、ストレスがたまっている人にはぴったりですね。